「APECブルー」の後は、「軍事パレードブルー」が北京の新たな目標だ。8月28日午前0時から9月5日午前0時までの期間、北京市、天津市、河北省、山西省、内蒙古(モンゴル)自治区、山東省、河南省統一で排出量削減暫定措置の強化を実施している。同エリアの汚染物排出量を前年同期比で30%以上削減し、中でも北京市は40%以上に達し、抗日戦争記念イベント期間の大気の質を確保する。この暫定措置は2014年APEC会議期間に実施されたものを踏襲している。
北京市の環境保護モニタリングセンターの最新のデータによると、8月20日の奇数・偶数ナンバーによる交通規制などの排出量削減措置以降、8月20日から24日の5日間におけるPM2.5の平均濃度はわずか19.5μg/m3で、観測史上最も低い濃度を記録した。また全市1927社規模での工場の操業停止や減産はAPEC会議の期間に比べ15倍ほど増加した。
しかし北京市環境保護モニタリングセンターの張大偉センター長は9月上旬の大気の質には楽観視していない。彼は「8月27日から拡散条件が悪くなります。9月2日、3日になると汚染物拡散に不利な条件は大きくなるかも知れません。排出量を削減するためのより厳しい緊急対応措置を実施する可能性は排除できません」と語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年8月28日