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中国の「空飛ぶ車」、第3回天津ヘリ博覧会に登場 

将来的には軍民の両分野で活用へ

人民網日本語版 2015年09月10日09:01

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第3回天津国際ヘリ博覧会が9月9日午前、天津浜海新区空港経済区で盛大に開幕した。今回の博覧会の主要出展企業である中国航空工業集団公司は、新たに開発した多くのヘリを展示した。その中にはコンセプト機も含まれる。

写真の「賽羚」と呼ばれるマルチローター・バリアフリー車は、マルチローター機技術をベースに設計された「空飛ぶ車」で、自動車とヘリの2つの特長を持つ。地上走行モードと空中飛行モードを選択でき、複雑な地面での走行を制御できるほか、必要があれば垂直離着陸を実施し、空中浮揚、前傾飛行などが可能だ。ローターと動力アームは自動的に収納・展開でき、収納時の外観は自動車と変わらない。展開するとまるで神が遣わした兵士のように、低空を羽ばたく鵬になる。

この空飛ぶ車の自重は100キロ。ローター、動力アーム、制御システム、走行システム、電気システム、車体などによって構成されている。6つのローターは収納・展開が可能で、車が障害物を突破するため必要な浮力を持たせる。また制御・指示により、垂直・水平・航行方向の力を持たせることができる。動力アームはローターと車体をつなぎ、地上走行時には車体に収納される。飛行時には自動的に展開され、ローターのさまざまな力を車体に伝える。制御システムは飛行時の状態、各システムの運動、地上走行などの制御を行う。走行システムには車体のシャーシ、駆動装置、操作装置などが含まれ、一般的な自動車の基本的な機能を実現する。電気システムには直流電源システムが含まれ、各モーターおよび電子機器に直流電源を提供する。車体はサブシステムをつなぎ、ボディの骨組みや外殻によって構成される。

この空飛ぶ車は近い将来、SF映画から日常生活に進出する。将来的にはハイブリッド技術を搭載し、2−3トン級に発展後、軍事パトロール、野外運転など軍民の両分野で活用される。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年9月10日

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