中国政府と国連は27日、世界女性サミットを開催し、80カ国の元首と政府首脳を含む100人近い代表が出席し、世界女性事業の発展について意見交換した。人民日報が伝えた。
中国の習近平国家主席はサミットで「女性は社会の発展と進歩を促す重要な力だ。男女平等という崇高な理想を実現するため、人類は平坦ではない、非凡な道程を歩んできた。今日、各国は男女平等の追求を日増しに強化し、女性の発展を推進する行動を多様化し、女性の生存・発展環境は最適化され続けている。同時に、各国・各地区の女性の発展水準には依然不均衡があり、男女の権利、機会、資源分配は依然不平等で、女性に対する社会の認識は依然不十分だ」と指摘。
「われわれはたゆまず努力して、女性事業発展のために広大な道を切り開く必要がある」と述べた。
習主席は今後5年間で、途上国の女性や子供のための事業を200件実施し、途上国の女性3万人を中国での研修に招待するとともに、現地で女性技術者10万人を育成することを発表した。
男女平等の促進と女性の全面的発展の問題について、習主席は経済・社会発展への女性の参加を後押しし、政治・経済活動への女性の参加能力を強化し、女性に対するいかなる形の暴力も排除し、女性分野の国際発展協力を展開し、女性の発展における各国の格差を縮小することなどを主張した。
潘事務総長は「今回の会議は国際女性事業の一里塚となる。各国政府がポスト2015年開発アジェンダを実行する過程において、男女平等を確保する措置を講じることを希望する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月28日