習近平国家主席は23日にシアトルで中米実業家懇談会に出席した。
習主席は両国の経済・貿易協力の推進、中米関係の発展促進に向けたビジネス界の長年の重要な貢献を高く評価。「中米経済・貿易協力の本質は互恵・ウィンウィンだ。中米経済・貿易協力の深化は、両国の発展および世界の発展にとって重要な意義を持つ」と指摘した。
また「中国経済の長期的なポジティブトレンドに変わりはない。中国経済のファンダメンタルズは良好で、長期安定的な中高度成長を依然維持する。第13次五カ年計画の策定と結びつけて、われわれは産業構造の最適化・アップグレードの推進に力を入れ、イノベーション駆動型発展戦略を実施し、農業の現代化を加速し、エコ・循環型・低炭素発展路線を歩み、発展の質と効率をより重視する」と強調した。
習主席はさらに「中国は対外開放を強化する。われわれは互恵・ウィンウィンの開放戦略を揺るがず遂行し、引き続き世界から発展の原動力を汲み取るとともに、中国の発展がより良く世界に恩恵をもたらすようにする。中国は新たな高水準の対外開放を実施し、開放型経済新体制の構築に努力し、外国資本の投資管理体制改革を推進し、外資の参入制限を大幅に緩和し、知的財産権の保護を強化している。中米双方は二国間投資協定交渉を進めている。協定は中米間の市場参入制限を一層緩和し、より開かれた透明な市場ルールを構築する。これは改革深化、開放拡大という中国の大きな方向性に合致し、米国経済の発展にもプラスだ」と述べた。
習主席は「中米の経済・貿易協力には大きな潜在力がある。発展段階が異なるため、中米経済には大きな補完性があり、両国の経済・貿易協力の余地は広大で、チャンスは多い。われわれは米国の大企業が中国に地域本社、研究開発センターを設立することを歓迎する。さらに多くの米国の中小企業が中国で事業展開することを奨励する。中国の対米投資も増加し続ける」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月24日