中国の習近平国家主席は訪問先の英国で22日、キャメロン首相の公式別荘「チェッカーズ」に招かれ会談した。新華網が伝えた。
キャメロン首相は習主席の英国訪問を歓迎した。習主席は「今回の訪英は大きな成功を収め、多くの成果が得られた。中英関係の『黄金時代』を切り開くことに、自信をもっている」と語った。
習主席はまた、「今回の訪問で、中英関係の発展に対する英国の重視と期待、そして英国と中国の国民間の友好を深く感じた。我々は多くの共通認識に達し、両国関係を新たなレベルに引き上げただけでなく、今後の協力深化に向け青写真を描いた」と指摘したほか、「EUは中国の包括的・戦略的パートナーであり、最大の貿易パートナーだ。中国は欧州が繁栄し、EUが団結することを望んでおり、EUの重要な加盟国である英国が、中国・EU関係の発展に向け積極的かつ建設的な役割を果たすことを希望している」と強調した。
キャメロン首相は、「習主席の訪英は成功を収め、両国関係を新たなステップに推し進めた。両国は21世紀に向けた英中のグローバル包括的・戦略的パートナーシップを共に構築することを発表した。これは双方の利益に合致する、ウィンウィンの決定だ。双方は今回の訪問の成果を着実に実施していく。共に世界の主要エコノミーであり、国際連合安全保障理事会の常任理事国でもある英中両国は、協力パートナーとなってしかるべきだ。英国は、中国が国際機関においてより重要な役割を発揮することを支持し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の建設と国際通貨基金(IMF)改革を支持し、人民元の国際化を支持する。EUと中国の関係の発展に向け、積極的な役割を果たしたい」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年10月23日