習近平国家主席は2日、中米「デュアル・トラック」ハイレベル対話第5回会議に出席した米側代表のキッシンジャー元国務長官、シュルツ元国務長官、ルーベン元財務長官らと会談した。人民日報が伝えた。

　習主席は「中国共産党の第18期中央委員会第5回全体会議は『第13次五カ年計画の策定に関する中共中央の提言』を審議、可決し、中国の改革・発展を促す一連の重大な措置を打ち出した。第13次五カ年計画期間に中国はイノベーション、協調、エコ、開放、共有の発展理念を貫徹し、引き続き改革を全面的に深化し、開放・発展を堅持し、世界経済への中国経済の深い融合という趨勢を順応し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を遂行し、より高いレベルの開放型経済を発展させる。第13次五カ年計画の策定と実施が、中国経済のより高いレベルでの持続的発展を推進するものと信じる。これは中米が協力の潜在力を掘り起こし、協力の余地を拡大するうえで一層のチャンスをもたらす」と指摘した。

　習主席は中米「デュアル・トラック」対話の積極的な意義を十分に肯定。両国の相互理解の強化、中米関係の発展の推進に対するキッシンジャー氏など米側代表の積極的な役割を称賛。引き続き中米関係の発展のために提言をし、後押しをし、新たな貢献をすることを表明した。

　キッシンジャー氏は「米中両国は協力の精神を通じて両国関係を構築し、戦略対話の強化に努め、相互理解を深め、双方協力を促進し、両国関係におけるネガティブな要因の拡大を回避するべきだ」と述べた。（編集NA）

　「人民網日本語版」2015年11月3日