新年の足音が近づく中、各種年越し用品の売れ行きが加速している。年画は大衆に楽しまれる芸術ジャンルであり、中でも天津・楊柳青の戴氏年画は特に優品とされる。中国新聞網が伝えた。
戴氏年画は明代の永楽年間(1403-1424年)から現在に至るまで、600年の歴史を持ち、清の乾隆27年(1762年)、9代目の戴廉増氏の時代にその作品が皇帝への貢ぎ物となった。
そして現在、戴時賢氏とその兄弟子・鄭洪生氏は毎年5~6種類の新たなデザインを発表しており、顧客のニーズに基づき特別なデザインをすることもあるという。鄭洪生氏は伝統的な手作業の色刷りを手がけており、1枚の年画に数十回も刷りを繰り返していく。同じ模様の作品を十数枚同時に描く必要があるという。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年12月13日