浙江省雲和県中等職業技術学校高校二年生の葉石雲さん(17)が最近、亡くなった両親の借金を6年かけて返済した。新華網が報じた。
2009年の秋、長年、全身性エリテマトーデス(SLE)を患っていた葉さんの母親と、肝臓がんであることを隠していた父親が、わずか49日の間に相次いで亡くなった。母親が長年病に悩まされていたため、父親には3万元(約55万5千円)の借金があった。父親の埋葬が終わった翌日も借金の取り立てがあり、葉さんは「安心してください。父親の借金は必ず返しますから」と、人生初めての誓いをした。
それから6年、葉さんは、廃品を拾い、それを加工したり、アルバイトをしたりして、借金を完済した。
中には、お金を受け取ろうとしない貸主もいたものの、「両親の残した借金は必ず返さなければならない。でも、同郷の人たちの恩は、永遠に返しきれない」と葉さん。
「人民網日本語版」2015年12月21日