写真には生後3か月の皇帝ペンギンの赤ちゃん数羽が氷の上に座り、目をしっかりと閉じている。また、そのふわふわの羽毛には粉雪がいっぱいくっついている。彼らは1羽1羽ぴたりと密集することで、真正面から吹いてくる吹雪や零下24度近くに及ぶ厳しい寒さから身を守っている。また何羽かの赤ちゃんペンギンは大人の後ろで身を寄せ合いながら、吹雪をよけている。一般的に赤ちゃんペンギンの親はどちらか一方が赤ちゃんの世話をし、もう一方はエサを探しに出かけている。身を寄せ合う赤ちゃんペンギンも大人のペンギンと同じように随時位置を変えており、ペンギンみんなが確実に暖かさを感じられるようにしている。
ギュンターさんは「自分たちのキャンプの近くに1キロずつ離れて2つのペンギンの群れがいた。1つは数百羽、もう一つは千羽以上の群れだ。夜間や吹雪の時、2つの群れも1つの塊になり、数時間近く過ごし、横たわって風よけをするペンギンまでいる。科学者は群れの中において大人のペンギンが身を寄せあうとき、中心部の温度は摂氏37度にまで達し、十分に厳しい寒さを凌ぐことができると計測している。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月4日