武漢海昌極地海洋公園(湖北省)はこのほど、アデリーペンギンの赤ちゃん7羽が立て続けに誕生し、ペンギン舎は新たな命の誕生で喜びに包まれている。アデリーペンギンが非寒冷環境において卵を産み育てるのは非常に珍しいという。
極地海洋公園のペンギン舎で12月15日、グレーの毛玉のような生まれたばかりのペンギンの赤ちゃんを見つけた。白黒はっきりと分かれている親ペンギンと大差がある。赤ちゃんは両親のお腹の羽毛下にある抱卵嚢に入り込んでおり、厳しい寒さの中でも体温を保つことができる。たまに顔をのぞかせる姿はシャイで可愛い。
ペンギン舎の飼育員は「アデリーペンギンは自然の中で繁殖するにしても、環境的条件が整わないと難しい。一度に7羽のペンギンが生まれるのは中国では比較的珍しい。武漢は南極の気候とは正反対だが、毎日、南極の日照時間に合わせて厳しく光を調節している。ペンギンを南極で生活していると錯覚させ、普通に生活することで繁殖に繋げる」という。
現在のところ、7羽の赤ちゃんは毎日24時間、担当者により管理され、生活状態を記録している。また毎日、飼育員が「特別メニュー」を与え、彼らの栄養を確保している。園内のアドリーペンギンは今までに合計50個の卵を産み、25組のペンギンのパパとママが交代で卵を暖め、育てているところだ。よりたくさんのペンギンの赤ちゃんが殻を破り、生まれてくることを願っている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年12月16日