中国の動画の達人・papi醬がこのほど、1200万元(約1億8千万円)の融資を受けた。
動画の達人・papi醬が1200万元(約1億8千万円)の融資を受けたというニュースが最近、中国のSNSで話題になっている。業界関係者の間では、papi醬の価値は3億元(約52億5千万円)にも達するとの声も上がっている。今のところpapi醬は同ニュースについてコメントを出していないものの、出資社の1つ羅輯思維は、「広告は主にpapi醬に担ってもらい、8000元(約14万円)の入場券を購入すれば、『入札コミュニケーション会』に参加できる。入場券を買わなければ『入札コミュニケーション会』に参加できないこの方法に、業界は騒然となっている」とコメントを出した。また一方で、papi醬を代表とする最近のネットの人気者は、「目が大きくてまつ毛が長い」という固定観念を変えているとの声も上がっている。
●キーワード
【融资】融資
【招标沟通会】入札コミュニケーション会
【网红】ネットの人気者
ここ数年、ネット上では、美しい画像を使ったり自撮りが得意なネットの人気者の多くは「大きな目で長いまつ毛」の女性が多く、そのほとんどがオンラインショップのオーナー。若くて、美しく、フォロワーとの交流を強調することで、フォロワーも喜んでその商品を買い、「美しさ」をお金に変えてきた。そのため、papi醬が融資を受けたというニュースが流れるまでは、「ネットの人気者経済」というと、ネットの人気者らがその影響力を使って自身のオンラインショップを繁盛させるという意味を帯びていた。例えば、中国有数の大富豪の息子・王思聡の彼女である雪梨もネットの人気者で、そのオンラインショップは11年末にオープンして以降、年商2億元(約35億円)に達し、純利益は1億元(約17億5千万円)以上と見られている。
●キーワード
【网店店主】オンラインショップのオーナー
【网红经济】ネットの人気者経済
【年销售额】年商
【净收入】純利益
「人民網日本語版」2016年3月29日