貴州省の月亮山エリア、中国西南部の奥地には榕江という小さな県がある。ここでは多くの子供が体操をするため外へと出ていく。30年以上にわたり、この県は6人の中国代表体操チームのメンバー、21人の省代表体操チームのメンバーを輩出し、貴州省の「体操の郷」と呼ばれている。榕江県は黔東南ミャオ族トン族自治州に位置し、管轄区内にはトン族、ミャオ族、スイ族、ヤオ族など15の民族が住んでいる。同県の体操運動の起源は1960年代初めにさかのぼり、1972年から同県が前後して貴州省体操チーム、トランポリンチームに21人の選手を送り出し、そのうち6人の選手は中国代表体操チームに選ばれ、10人の選手は中国最高級の運動選手に対して授与される「国家健将級選手」の栄誉に輝き、4人の選手は「国際健将級選手」を授与された。2004年、同県は貴州省体育局によって「貴州体操の郷」という称号を与えられた。2014年、同県から現れた優秀な体操選手劉榕氷は中国代表として体操世界選手権に出場し、男子団体戦で優勝した時のメンバーの1人だ。2014年12月、同県は「体操部門の種目を校内へ」という活動を始動させ、より多くの少数民族の子供たちが体操に触れたり、学んだりできる機会を与えている。現在、同県の少年児童アマチュア体操スクールに通う合計60人余りの生徒は1年を通してここで訓練を行ない、いつかここを出て、体操での優勝の夢を実現させるため世界に向け羽ばたいてゆく。新華網が伝えた。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年4月1日