貴州省榕江県のトン(トンはにんべんに同)族が暮らす村で3日、竹に入れたもち米を食べる伝統的な祭り「竹米節」が開かれ、古くから農耕を中心に暮らしてきたトン族の伝統あふれる一日となった。新華社が報じた。
毎年、竹が成長する二十四節気の「穀雨」から「立夏」の期間に、トン族は竹の子を採り、もち米を竹の中に入れて炊き、食べる。そうすることで、もち米の味を保ちながら、さわやかな竹の香りも楽しむことができる。また、竹の中に入っているので携帯が便利で、田んぼなどに持って行って、お弁当として食べる。時代が進むにつれて、トン族の人々は、毎年春から夏に変わる農耕の季節に、「竹米節」を祝い、ブタやヒツジを先祖に奉げ、歌や踊りで、五穀豊穣を祈願するようになった。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月5日