中国文化の良さをPRし、より多くの日本人に中国へ観光旅行してもらおうと観光祭「魅力中国・シルクロードからのパワー」が8日、大阪南港ATCアジア太平洋トレードセンター海辺で開催。中国文化の要素がふんだんに盛り込まれた同イベントに多くの日本人が参加した。新華網が報じた。
中日新報新聞社と日本中華文化芸術家連合会が主催する同イベントの開幕式で、在大阪中国総領事館政治文化室の周明輝・室長は、「中日両国の文化交流の基礎はしっかりしており、両国は2千年以上にわたる交流の歴史をほこる。現在、中日両国の関係は、世界の平和な発展にも大きな影響を及ぼす。中日両国の文化交流は非常に重要な位置を占めている。このイベントが成功し、今後の中日両国の交流がさらに活発になることを願っている」と挨拶した。
同日、美しい景色の南港の海辺は春の陽気に包まれたほか、ATCでは「おもちゃ展」も開催されていたこともあり、日本各地から来た小学校から高校性までの学生を含む来場者でいっぱいになった。そして、多くの人が同イベントに興味を持ち、足を止めて見学していた。
中日新報新聞社の劉成社長は取材に対して、「今年は、『麗しい中国-中国シルクロード観光年』。このイベントを開催したのは、中国文化を発揚し、中国観光をPRするため。近年、日本を訪問する中国人観光客は激増している。しかし、中国訪問する日本人観光客は減少に転じている。そのため、中国観光を宣伝する必要がある。このイベントは、中国国家観光局大阪駐在事務所や中国国際航空、東方航空、山東航空などの協賛、後援を得ている」と説明した。
同イベントは、中国文化を楽しむビジュアル祭典となり、東洋の美がつまったチャイナドレスのファッションショー、抑揚のあるメロディーが美しい民族楽器の演奏、シルクロードに展開される魅力的なウイグルのダンス、剛柔を兼ね備えた集団による太極扇の舞い、力強い武術パフォーマンスの他にも、古代中国の英雄・岳飛将軍の第31代子孫・岳迅飛率いる日本岳飛文化交流協会による論語や漢詩の中国語と日本語による朗読などのすばらしいパフォーマンスが次から次へと披露された。
カメラのシャッターをしきりに切っていたある日本人の高齢者に取材したところ「中国の演技をこんなにたくさん見たり、カメラに収めたりできて本当にラッキー」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月10日