2016年4月22日  
 

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日本の民意が安倍氏の対中国政策を生み出したのか?

人民日報・丁剛記者の訪日手記(3)

人民網日本語版 2016年04月22日16:43

日本の鳩山由紀夫元首相と丁剛氏

日本に到着した当日午後、鳩山由紀夫前首相を取材した。私は鳩山氏に対し、日本では日本の侵略の歴史に関する認識がどうして広まっていないのか、またどうしたら日本の国民に正しい歴史観を広めることができるかという2点について質問した。環球網が伝えた。

鳩山氏は「戦後の教科書が釣魚島(日本名・尖閣諸島) 領有問題や南京大虐殺等の事件に関して十分かつ正確に説明していないことが、多くの日本人が間違った歴史観をもつ主な原因と考えている」と答えた。

また鳩山氏は「私は中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館を訪れたことがあるが、今後も機会を見つけて謝罪のため、また訪れるつもりだ。犠牲者の数が30万人かどうかというのは問題ではない。殺したのがたった一人だったとしても犯罪だからだ。私は中国人が『もう十分だ』と言うまで謝罪を続けるつもりだ。これが私が韓国烈士記念碑前で跪いた原因でもある」と語った。そして日本のメディアや政府がどれほどのプレッシャーをかけようと、国民に歴史の真実を説明し続けるだろうとした。なぜなら彼は正確に歴史を認識することが中日韓三ヵ国の関係改善に役立つと考えているからだ。

鳩山氏は首相を務めたこともあるが、彼のような考え方は日本ではごく少数派であり、ネットではしばしば一部の急進派の民族主義ユーザーから悪罵されている。鳩山氏が孤立しながらも信念を守り続けていることは、敬意に値すると同時に、日本の世論の右翼化の深刻さを反映していると言える。


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