中日友好協会や中国日本商会、日中経済協会の共催イベント「日本企業に触れ日本を感じよう」の中国大学生訪日団が24日、日本の大阪に到着し、8日間の訪問が始まった。同交流イベントは2007年から始まり今回で18回目。これまでに、中国の大学生534人が訪日した。今回の訪問団は清華大学、中国人民大学、対外経済貿易大学、北京第二外国語学院、北京工業大学、中央民族大学から来た29人だ。環球網が伝えた。
29人は25日、まず140年の歴史を誇る京都の精密機械会社・島津製作所を訪問した。同社は、日本初の有人軽気球飛揚を成功させたり、日本初の医療用X線装置を完成させたりしているほか、ガスクロマトグラフの開発の面でも世界最先端技術を誇る。29人は、歴史ある同社の苦労と今日の輝かしい業績に驚嘆していた。
29人は26日、神奈川県にあるアサヒビールのビール工場を訪問。最先端の設備や植物園のような工場内の環境、その割合が100%に達する副産物・廃棄物再資源化に強いインパクトを感じたようだった。
その後、29人は東京の伊藤忠商事やみずほ銀行、ホテルニューオータニなども訪問した。また、「日本企業に触れ」たほか、名門の京都大学や早稲田大学も訪問し、日本の学生と、若者が関心を抱くテーマをめぐる交流も行った。
その他、東京滞在中、ホームステイも経験し、一般の日本人とも深く触れ合った。
31日に訪問を終え帰国する29人は訪問を通して、日本の社会や企業を知り、日本人の中国人に対する友好的な態度に触れ、「日本で見聞きしたことを、帰国してから中国の人々に伝えなければ」との思いを強めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月30日