2016年5月24日  
 

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日本文人画146点が武漢大学で展示

人民網日本語版 2016年05月24日08:31

雨上がりの滝や、石の上に生える竹、山あいに建つ家、これら文人画のいずれもが中国の伝統的な味わいを感じさせるばかりでなく、詩句が添えられている作品もある。そしてこれらの作品全ては日本人画家によるものだ。このほど「墨韻東渡--十八、十九世紀の日本名画展」と題した画展が武漢大学の万林芸術博物館で開幕した。江戸時代の名画146点が展示され、約300年前に海のシルクロードを経て日本に伝わった中国画の歴史を明らかにしている。湖北日報が伝えた。

今回の画展は武漢大学万林芸術博物館と香港博大東方芸術館が共催している。今回展示されている文人画のテーマは多岐に及び、山水、花鳥、人物等を含むほか、中国画の技法やスタイルを吸収、応用した上で、日本の民族的精神と審美眼を融合させて、独特な絵画スタイルを形成している。

中日の美術交流史において、中国美術は唐代の絵画、南宋時代の水墨画、清代の文人画と3回にわたって日本に大きな影響を及ぼしている。清代に日本に伝えられた明代と清代の絵画は、当時の日本人に中国の文人画として大変好まれ、模写と学習を経て、日本の文人画派が生まれていった。日本の画家たちは中国の格式に則って模写し、描く題材も非常に中国的だ。山水や歴史上の人物や故事、花鳥などを描き、さらに絵には題を書き入れたり、他の人に依頼して、中国の詩歌を書き入れたりしている。


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