習近平国家主席は3日、北京の人民大会堂でカンボジアのノロドム・シハモニ国王と会談した。双方は、善隣友好をつき固め、相互協力を深化させ、中国とカンボジアの全面的な戦略的協力パートナー関係の持続的な前進・発展を推進することで一致した。
習主席は、「中国とカンボジアは密接な交流を保ち、戦略面のコミュニケーションを強化すべきだ。それぞれの発展戦略にしっかりと対応し、『一帯一路』(1ベルト、1ロード)の共同建設をめぐる政府間協力文書についてしっかりと話し合ってこれに調印し、生産能力と投資についての協力了解覚書を着実に履行し、できるだけ早く成果を出す必要がある。農業・土木、インフラ建設、情報通信などの分野での協力を加速的に推進し、カンボジアがより急速に発展するよう支援し、カンボジアの人々が両国の協力の中からより多くの実質的な恩恵を受けられるようにする必要がある。中国はカンボジアとともに東アジアでの協力や瀾滄江-メコン川協力などの多国間協力の場面でコミュニケーションと協力を強化し、両国および広大な発展途上国の共通の利益を守りたいと考えている」と強調した。
シハモニ国王は、「カンボジア・中国関係を深化させるという習主席の主張に賛同する。カンボジアは中国とともに各分野での実務的協力を深化させていきたい」と応じた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年6月4日