習主席夫妻とニュシ大統領夫妻の記念写真
習近平国家主席は18日にモザンビークのニュシ大統領と人民大会堂で会談した。両国元首は両国関係を包括的・戦略的協力パートナーシップへと格上げし、両国の友好・互恵協力の新局面を切り開くことで合意した。
習主席は「中国側は両国関係を包括的・戦略的協力パートナーシップへと格上げし、中国とアフリカの『10大協力計画』の枠内でモザンビーク側と各分野の友好互恵協力を深化、拡大し、両国民により良く幸福をもたらすことを望んでいる」と指摘。
「双方は引き続き戦略的、長期的観点から両国関係を計画、推進し、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で理解し合い、支持し合い、両国の友好協力という政治的方向性をしっかりと把握する必要がある。上層部交流の良好な基調を維持し、政府当局、与党、立法機関、軍、地方の友好的往来を緊密化し、各分野の協力についての計画と指導を強化する必要がある。中国側はモザンビーク側の国防・安定維持能力の強化を支持し、安全保障協力を新たな水準に高めたいと考えている。モザンビーク側と生産能力協力を強化し、モザンビーク側が豊かな自然・人的資源の強みを経済発展の力に転化することを支援したいと考えている。21世紀の海のシルクロード協力の枠組で、海洋経済、海洋漁業、港湾開発分野の協力を強化したい。中国企業によるモザンビークの天然ガス開発、加工製造業、農業への投資、およびインフラ整備への参加、人的資源開発協力の拡大、民族工業の育成支援を支持する。文化、教育、観光、メディア、シンクタンク、青年、女性分野の交流や協力を強化し、両国民の相互理解と友情を強化したい。気候変動、持続可能な開発のための2030アジェンダ、アフリカの平和と安全など重大な国際・地域問題についてモザンビーク側との意思疎通や協力を強化し、国際機関・制度における相互支持・協力を緊密化し、発展途上国の正当な権益の維持のために新たな貢献を果たしたい」と強調した。
ニュシ大統領は「経済、貿易、製造業、農業、漁業、食品加工、エネルギー、科学技術、インフラ分野で中国との互恵協力を強化したい。中国企業の投資拡大を歓迎する」と表明した。会談後、両国元首は経済技術、生産能力、エネルギー分野の二国間協力文書の締結に立ち会った。
会談前、習主席は人民大会堂東門前広場でニュシ大統領の歓迎式典を催した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月19日