河北省藁城耿家庄の宮麺生産作業場。麺は干して乾燥させる(7月13日撮影) 作業場では練った生地の塊を「開条(棒状に切る作業)」する。包丁で一本の太い麺に切り分けていく。 切り分けた麺を渦巻き状に置き、細い麺に仕上げてから大きな盆に入れる。 太めの麺を揉みながら引き伸ばしてさらに細くしてから、大きな盆に再び麺を渦巻き状に置く。 麺を2本の棒に巻きつけていく。再び揉みながら引き伸ばすことでさらに麺を細くしてから、棒に掛けていく。 1本1本手作業で麺を引き伸ばし、さらに細くしていく。 麺を1本1本より細く、より長く引き伸ばし、さらに細くする。乾燥したら宮麺の完成。
古い歴史を持つ河北省の藁城宮麺は生地作りから、切り分けと引き伸ばしを繰り返し、全部で10以上の工程を経て、食卓に届けられる。宮麺は「針に通るほど細く、麺には空洞があってコシがある」という独特な特徴をもつ名産で広く知られている。中国国内のみならず、日本、マレーシア、シンガポール、イギリス、ロシア、アメリカ、カナダなどにも輸出されており、2013年には河北省の無形文化遺産に指定された。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年7月18日
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