リオデジャネイロ五輪では選手らが繰り広げる熾烈な金メダル争いに注目する人々も多いことだろう。8日、中国のネットユーザーの注目を一身に集めたのは競泳女子100メートル背泳ぎ準決勝に出場した中国の傅園慧選手だった。準決勝第3位で決勝に進んだ傅選手は、試合後のメディアのインタビューに、表情豊かに応じ、瞬く間に多くの人を虜にした。
ネットユーザーはそんな傅選手を「五輪アスリートの清流のような世界に現れた『土石流』」とユーモラスに表現。これは、中国のアスリートにとっては「進歩」とも言える。なぜなら、これまで、中国のアスリートと言うと、「単純で、体格が優れ、運動神経がいいだけ。メダルを取ることだけに奮闘しているロボット」というのがそのイメージだったが、傅選手がそのステレオタイプの殻を打ち破ったからだ。
●キーワード
【清流界的一股‘泥石流’】 清流のような世界に現れた「土石流」
【刻板印象】ステレオタイプ
リオ五輪・競泳女子100メートル背泳ぎ準決勝のインタビューで、傅選手が一躍大人気になる「事件」は起きた。「58秒95?59秒かと思った!私そんなに速かったの?大満足!」と、五輪初出場で決勝に進んだ傅選手はカメラの前で、自身の成績に大満足であることを語ると、さまざまな表情を次々と披露。記者からの「(準決勝には)余裕があったのでは?」との質問には「余裕なんてない。もう十分に、究極のパワーを出し尽くした!」とあっさり断言。さらに、「明日の決勝に期待することは?」という質問にも「何もない!もう大満足!」と答え、取材していた記者たちを唖然とさせていた。
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【首次参加奥运会】五輪初出場
【闯入决赛】決勝に進む
【洪荒之力】究極のパワー
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