中国は16日、量子科学実験衛星「墨子号」を打ち上げた。中国が独自に開発した、世界初の量子科学実験衛星である「墨子号」は、当初の計画および技術開発から今日の打ち上げに至るまで、十数年の時が流れた。ここではその歩みを振り返ってみよう。
2003年、量子科学実験衛星首席科学者、中国科学院院士の潘建偉氏が同衛星を開発する計画を提案した。
2011年1月に中国科学院宇宙科学先導特別プロジェクトが始動し、量子衛星も盛り込まれる。
2011年12月に量子科学実験プロジェクトが始動。
2012年12月に試作機の開発段階に入り、衛星の成形作業が開始。
2014年12月に完成機の開発段階に入り、衛星が完成に向けた作業開始。
2015年12月に衛星・地球間光学連結試験が終わり、科学目標の要求に合致。
2016年2月にメインシステムの調整が終わり、協調性・整合性が確認完了。
2016年7月に量子衛星と長征2号丁ロケットが、上海から酒泉衛星発射センターに輸送。
2016年8月16日に打ち上げに成功。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月17日
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