李克強総理は現地時間8日昼、ビエンチャンで第11回東アジアサミットに出席した。人民日報が伝えた。
李総理は「東アジアサミットは発足以来、各国の理解と相互信頼の強化、地域の平和・安定と発展・繁栄の促進に積極的な貢献をしてきた。現在世界は多くの試練に直面しているが、東アジアは依然として戦争や衝突を遠ざけた『浄土』であり、貿易と投資が比較的速く発展する『ホットスポット』でもある。各国は協力経験に従い、正しい方向を把握し、『指導者がリードする戦略フォーラム』としての東アジアサミットの位置づけを堅持し、ASEANの中心的地位を支持し、協議による一致、各国の受け入れやすさへの配慮といった『ASEAN方式』を遂行し、対話と協力を積極的、実務的に推し進めるべきだ。経済発展面では、各国は力強く地域のコネクティビティを支持し、自由貿易圏の構築を加速し、社会・民生分野の協力を強化すべきだ。政治・安全保障面では、中国は大国も小国も一律平等、相互尊重、小異を残して大同につく、平和共存という外交伝統の遂行を堅持し、共通、総合、協力、持続可能な新安全保障観を提唱し、各国が非伝統的安全保障協力を強化し、地域安全保障フレームワークの構築を検討し、紛争問題、敏感な問題を適切に処理することを支持する」と述べた。
また「東アジア地域の平和・安定と繁栄は大きなチャンスとともに、少なからぬ試練にも直面している。中国側は各国と心を一つにして協力し、試練をチャンスに変え、東アジア協力の着実な前進を後押しし、地域の平和・安定と永続的繁栄を促進するために力を捧げ、各国の人々に幸福をもたらしたい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月9日
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