中国空軍は25日、40機余りの各種戦闘機を出動し、西太平洋での遠洋訓練に向かった。各種戦闘機は宮古海峡を通過し、遠洋実戦能力を検証した。同時に爆撃機と戦闘機も東中国海防空識別圏での通常のパトロールに出動した。新華社が伝えた。
中国空軍の申進科報道官によると、常態化された西太平洋での遠洋訓練と東中国海防空識別圏のパトロールは、いずれも中国空軍にとって国家の主権と安全を守り、平和的発展を確保するために必要なことだ。今回の遠洋訓練では轟-6K、蘇-30、給油機などが体系的に宮古海峡を通過した。同日、各種戦闘機40機余りが出動準備を速やかに整え、西太平洋での訓練に向かい、偵察・警戒、海上攻撃、空中給油などの訓練を実施し、空軍部隊の遠洋実戦能力を検証した。
中国が東中国海防空識別圏を設定してから3年近く、空軍は「中華人民共和国東中国海防空識別圏航空機識別規則公告」に従い、常態化された空中パトロールを継続してきた。防空識別圏に進入する外国の軍機に対して監視、掌握、識別を行ない、空中の脅威に従い相応の措置を講じ、国の安全を守ってきた。空軍は引き続き少しもおろそかにせず、東中国海防空識別圏のパトロールを実施し、中国の正当で合法的な権益を断固として守る。
空軍は戦略のモデル転換の過程にあり、これまで同様に任務と使命、戦場環境をしっかりと把握して実戦的訓練を強化し、能力を高め続け、国の空の安全を守る。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月26日
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