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ノーベル物理学賞受賞者、中国の「天眼」を称賛

人民網日本語版 2016年09月26日13:45

電波望遠鏡、パルサー、重力波、ワームホール――米国の物理学者、ノーベル賞受賞者のジョゼフ・テイラー氏は23日、貴陽市第一中学の講堂で貴陽市各校の中高生と神秘的に満ちた宇宙に関する講演を行った際、何度も「FAST」というキーワードを取り上げていた。新華社が伝えた。

FASTは口径500メートル球面電波望遠鏡の英語の略称だ。この世界最大口径の電波望遠鏡は、貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県克度鎮に位置し、中国の「天眼」と呼ばれている。

テイラー氏はFASTは中国人の宇宙探査への熱意を高め、多くの人が科学に歩み寄る窓口になるとし、中国はこれにより、世界の科学技術分野でより重要な地位を占めると評価した。「私はFASTの建設者に祝いの言葉を述べたい。彼らは工期どおりに、世界最大で最高の感度をもつ設備を建設した。私はFASTがより多くの新しく重要な科学技術成果をもたらすと予想しており、これらの成果に非常に期待している」と話した。

中国科学院国家天文台副台長の鄭暁年氏は「FASTはより多くの不可思議な天体を観測できる。パルサーの観測、宇宙の起源と進化の探査、惑星と銀河系の進化などに用いることができる。さらには惑星間の通信信号の探査、地球外文明の探査が可能だ」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年9月26日

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