2016年9月23日  
 

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中国空軍の遠洋訓練を常態化 戦略のモデル転換を加速

人民網日本語版 2016年09月23日13:50

中国空軍の申進科報道官は22日、深セン特区国防フォーラムで「空軍は実戦的訓練水準の向上を牽引に、列島線を飛び越え、東中国海を管理・コントロールし、南中国海を戦闘巡航し、高原で武力を鍛え続けると同時に、ハイテク武器・装備のシステマティックな発展、空軍の戦略モデル転換の量から質への飛躍を加速した」と表明した。中国新聞網が伝えた。

「列島線を飛び越える」ことについて、申報道官は「2015年3月30日、空軍の轟-6K機は初めてバシー海峡を越えて西太平洋での遠洋訓練へと向かった。それ以来、空軍航空兵は第一列島線を5回飛び越えて西太平洋で演習を行ない、爆撃機、戦闘機、早期警戒機、給油機などを出動した。このうち3回はバシー海峡を、2回は宮古海峡を飛び越えた。国際法と国際的慣行に基づき、空軍は航空兵による第一列島線を越えた遠洋訓練を常態化させる」と述べた。

「東中国海の管理・コントロール」について、申報道官は「中華人民共和国東中国海防空識別圏の設定発表当日に、空軍は初の空中警備・巡視を行なった。3年近く、空軍は常態化空中警備・巡視を継続してきた。防空識別圏に進入する外国軍機に対しては監視、掌握、識別を行ない、それぞれの空中の脅威に基づき相応の措置を講じ、国の航空の安全を守ってきた。空軍は引き続き少しも手を緩めずに東中国海防空識別圏の空中警備・巡視を実施し、中国の正当で合法的な権益を断固として守る」と述べた。

「南中国海戦闘巡航」について、申報道官は「南中国海諸島は古来中国領であり、南中国海における中国の主権と権益を侵害することは許されず、空軍航空兵による南中国海戦闘巡航はすでに常態化している。今年7月中旬、空軍は轟-6K機を黄岩島(スカボロー礁)などの島・礁周辺空域に出動して戦闘巡航を行ない、戦闘機、偵察機、空中給油機と共に任務を遂行し、戦闘巡航の目的を達成した。空軍の使命と任務の効果的な履行という必要性に基づき、空軍航空兵による南中国海での戦闘巡航は引き続き常態的に行なわれる」と述べた。

申報道官はまた「空軍の戦略モデル転換の過程において、武器・装備は量的蓄積期から質的変化へとすでに移行、または移行しつつある。近年、先進的戦闘機、大型輸送機、早期警戒機、給油機、先進的地対空ミサイルなど世界先進水準のハイテク武器・装備が相次いで配備され、長距離遠洋作戦能力と情報システムに基づくシステマティックな作戦能力が著しく強化されている」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年9月23日

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