世界インターネット大会の見所、「インターネットの光博覧会」が15日、烏鎮インターネット国際会展センター展覧センターで開幕した。同博覧会は発展理念エリア、総合展示エリア、テーマ展示エリア、「双創」展示エリア、新製品・新技術発表エリア、プロジェクト協力商談エリアの6つに分かれている。出展する国内外のIT企業310社(中国インターネット企業の3大手の百度・アリババ・テンセント、ノキアなどの海外老舗通信技術会社、ベンチャー企業)が、斬新なインターネット商品を展示している。杭州日報が伝えた。
◆アリババ、「目」の生体認証
アリババは以前「顔認証決済」を発表したが、今年のインターネット大会には「目」の生体認証をもたらした。
これは目を使った先進的な生体認証技術で、メディアから注目された。ユーザーはスマートフォンのカメラを見ながら、両側に眼球を動かす。ソフトはカメラで撮影された画像の、目の血管パターンを分析し、ユーザー独自のIDデータを生成する。
現場の職員は、「白眼の血管パターンは指紋と同じく各個人で異なり、決済に必要なパスワードになる。この純粋な生体認証技術を採用するソフトの精度は99.99%に達し、網膜や指紋をスキャンするより経済的で便利だ」と話した。
◆百度、自動運転車が実際の都市にある道路を走行
百度の自動運転車は昨年と異なり、実際に都市内の道路を走行する。百度自動運転車はインターネット大会開幕前、子夜路延長区間で路上試験を行った。これはインターネットの町・烏鎮と百度が共同開発する、世界初の自動運転車運営観光エリアが、成熟しつつあることを意味している。
◆ロボットが主役に
「ターンしてから、ダンス!」北京出身の李涛氏は、ロボット「小胖」にこのような指示を出した。ロボットはターンし、ダンスを踊り始め、多くの業者から注目を集めた。
李氏によると、このロボットは娯楽機能のほか、サービス、教育、付き添いなどの機能を持つ。また、「高齢者がいる家庭に適したロボットといえる。このロボットは携帯電話と連動させることができ、高齢者に危険な状況が発生した場合、『助けて!』と叫べば、ロボットが自動的に警察に通報する」という。
最も実用的なのは、海康威視のスマート駐車ロボットだ。このロボットは視覚と慣性の2種類の測位技術を採用し、駐車の誤差は5ミリ以内だ。重量2トン以内の自動車の昇降、回転、駐車を2分で終えることができる。
同社の陳武エンジニアは「車の持ち主は駐車場に入らなくても、アプリで駐車機能を選択さえすれば良い。スマート駐車システムが車内に人が残っていないことを確認すると、自動的にコードを生成し、駐車位置を決定し、最適ルートを割り出す。さらに駐車ロボットを手配し、駐車を行う」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月17日
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