オーストラリア訪問中の李克強総理は現地時間23日昼、キャンベラでターンブル首相主催の歓迎パーティーに出席し、挨拶を述べた。オーストラリアの上下両院議員、企業界、科学技術界、教育界など各界の人々、外国の駐豪大使ら400人余りが出席した。人民日報が伝えた。
李総理は挨拶で「中豪の関係と協力は非常に緊密だ。私の今回の訪問はまず、自由貿易を推進するためだ。経済のグローバル化という歴史の潮流を前に、チャンスを捉えて発展を加速し、発展の中で問題を解決する必要がある。世界各国は自らの比較優位を十分に発揮し、公正な競争と協力の中でウィンウィンを実現するべきだ。オーストラリアとの協力を強化し、貿易の自由化維持、グローバル化推進の決意を地域と世界に共に示したい」と表明。
「次に、地域の安定と平和を促進するためだ。経済発展、民生改善には安定した地域環境、平和な国際環境が必要だ。『和を以て貴しと為す』は中国の歴史的文化伝統だ。中国は平和的発展の道を揺るがず歩む。中国は発展の過程において平和を必要としており、たとえ将来強大になっても、『強国は必ず覇権を唱える』道は決して歩まない。われわれはオーストラリアなど関係国と共に地域の平和と安定を守り、共同発展・繁栄を促進したい」と述べた。
李総理はさらに「私の今回の訪問は、中豪の相互尊重、協力の深化、文明交流・相互参考の強化のためでもある。協力の深化は相互尊重を基礎に築かれなければならない。中国は終始独立自主の平和外交政策を堅持し、自らの国情に合った発展の道を歩み続ける。われわれはオーストラリアの外交政策の選択を尊重しており、国連憲章、一致して認められた国際規則・準則に合致する事は、共に推し進める。異なる文明間の睦まじい共存を促進し、人的・文化的交流を緊密化し、教育、観光、スポーツ分野の協力を強化し、中豪関係発展のさらに大きな将来性を切り開きたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年3月24日
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