フィンランド航空は1988年に北京-ヘルシンキ区間の直行便を就航させた。フィンランド観光局の責任者であるパーボ・バークナン氏は、「これは世界に向けて発信した明確なシグナルだった。フィンランドは中国の改革開放に明るい未来があることを確信していた」とした。新華社が伝えた。
30年以上にわたって、フィンランド航空は着実に中国市場を開拓し、現在では北京、上海、広州、西安、重慶、香港地区の6ヶ所の直行便を就航させている。直行便はそれぞれ1週間に平均30往復で、中国への輸送力トップのヨーロッパ航空会社の一つとなっている。
今年1月末、フィンランド航空は初の試みとして、フィンランドモバイル決済企業の「ePassi」と提携して、上海-ヘルシンキ便で支付宝(アリペイ)の対応を始めた。これにより、支付宝が初めて「空の上」で使えるようになった。1ヶ月のテスト運営の効果が上々だったので、3月初めから北京-ヘルシンキ便でも対応を始めている。
バークナン氏はすでにフィンランド航空を離れており、現在ではフィンランド観光局の責任者となっているものの、中国との関わりは増すばかりだという。バークナン氏の微信(Wechat)には200人以上の友だちが登録されており、その4分の3は中国関係のビジネスに関わる西洋人だ。「私の息子は上海で学校に通っている。息子と連絡する際にもずっと微信を使っている」とバークナン氏は話した。
また、バークナン氏は取材に対し、「息子は買い物は基本的にネットショッピングで済ませている。商品の選択や注文、決済は全てネット上で行っている。中国のECや電子決済はすでに世界の先を行っている」と語った。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年4月7日
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