日本科学協会と笹川スポーツ財団は21日、東京で研究奨励の会と研究発表会を開催し、日本科学協会の大島美恵子会長と、笹川スポーツ財団の渡辺一利専務理事が挨拶したほか、受賞者に賞を授与した。人民網が伝えた。
大島会長は挨拶の中で、「当協会の『笹川科学研究助成』制度は1988年に創設されてから助成を展開し、今年で節目の30年目を迎え、記念すべき年となった。30年の間に、若い研究者8900人以上に対して、53億円の助成を行ってきた」と話した。
2017年度は、今回1525人の応募者の中から採択された324人が同制度の助成を受け、助成金の総額は2億480万円。うち、6人が中国人留学生だ。
一方、2017年度の「笹川スポーツ研究助成」を受けるのは、175人の応募者の中から採択された48人で、助成金の総額は3千万円。
研究奨励の会終了後、人民網の記者が助成を受けた京都大学の博士課程で学ぶ花暁波さんを取材した。花さんは、中国と東南アジアの土地利用の変化を研究課題にし、主に、雲南省とミャンマーの国境地域にスポットを当てている。花さんは、「中国と東南アジアの交流が日に日に密接になり、投資や人員の流動が土地利用の変化の原因になっている。そのため、これを研究課題に選んだ。また、日本の東南アジアや南アジア地域に対する研究の歴史は長く、研究の基礎がしっかりしているほか、地道な実地調査をおこなっているため、日本で調査の仕方を学びたいと思った」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月22日
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