4日午後、中国友誼促進会と哈爾濱(ハルビン)養父母聯誼会の協力の下、日本の元中国残留孤児の代表が黒竜江省ハルビン市内で健在の養父母たちを訪ねた。新華社が報じた。
元中国残留孤児の庄山弘宇さんは、「残留孤児にとって、日本は祖国だが、中国は故郷。偉大な中国の人々に命を救ってもらわなければ、その後の人生はなかった」と話す。
日本の中国友好協会東京都連合会事務局の北中一永事務局長、緑の党の対馬テツコ党首らは、「戦後の時代に中国の養父母がしてくれたことには敬服させられ、感動を覚える」と語った。
1972年に中日国交正常化以来、多くの中国残留孤児が、中国政府や中国人たちのサポートを得て日本に帰国したが、中には中国に残ることを選んだ人も一部いた。王林起さんもその1人で、子供の頃に自分の世話をし、できる限りのことをして、我が子のように育ててくれた養父母のことを今でも覚えているという。
同じく元残留孤児の中島幼八さんは、「私たちももう70歳を超えた。生きているうちに、中国の養父母が示してくれた恩に報いたい」と話し、葛西泰男さんも、「努力を払って戦争に反対し、平和を大切にし、自分たちにできる限りのことをして育ててくれた恩情に応えたい」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月10日
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