米アップル社は5日の開発者会議「WWDC 2017」で、テレビ、スマートウォッチ、モバイルデバイス、パソコンという4大プラットフォームの新OS及びSiri搭載スマートスピーカーを発表した。これはアップルの製品ラインナップに、2年ぶりに加わったハードとなる。新華社が伝えた。
今年のWWDCは、カリフォルニア州シリコンバレーの都市、サンノゼで開かれている。会期は5日間。例年同様、アップル役員が世界各地の開発者に向け一連のソフトの更新を説明し、新OSによる新たなアプリの開発を促す。アップグレード後の「Apple TV」向けの「tvOS」、モバイルデバイス向けの「iOS」、パソコン向けの「macOS」、「Apple Watch」向けの「watchOS」の機能が強化された。
今秋発表を控えている「iOS11」は、QRコードスキャン、ジャンクメールのモニタリング、上海方言の認証、交通監視カメラアラームメッセージといった、中国市場向けの機能を追加した。
またアップルは2015年4月の「Apple Watch」の発表に続き、再びWWDCで新型ハード、「HomePod」スマートスピーカーを発表した。高さは17.2センチ、直径14.2センチで、アップル製のミュージックプレイヤー、スマートフォン、音楽サービスとワイヤレス接続できる。アップルの秘書機能アプリ「Siri」を搭載することで、ユーザーの音声による指示を受け、認証する。目覚まし時計の設定、部屋の照明のオン・オフ、天気予報の問い合わせ、音楽再生などを行う。
HomePodは今年12月に、米英豪で発売を予定。価格は349ドル(1ドルは約109.5円)。
アップルはまた本大会で、アップルの世界登録開発者数が昨年新たに増えた300万人を加えると1600万人に達したと発表した。App Storeの毎週のユーザー数は5億人。App Storeが2008年にリリースされてから、現在までのダウンロード件数は1800億件以上に達している。アップルは開発者に向け、700億ドル以上の利益を分配している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月7日
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