河南省登封市嵩山■馬嶺(■は足へんに包)の山頂に位置する嵩山国家基準気象局(標高1178メートル)では、気象観測人員らが黙々と自分の持ち場を守っていた。新華網が伝えた。
同気象局は1956年に建設が始まった、河南省で唯一の高山基準気候ステーションだ。王彦涛局長(52)はここで32年間働いている。王局長は若き観測人員9人を率い、交代制で勤務している。気温、湿度、降水量、風向き・風速、気圧などの気象データを毎日観測し、気象予報の正確な根拠を提供している。同気象局まで片道では徒歩で3−4時間もかかる。また、道が険しいほか、水・野菜・電力・医療施設の不足といった問題がある。王局長は近年、同僚を率い自ら状況の改善に乗り出し、給水塔を修理し、野菜を植えている。これにより、苦しい勤務条件が徐々に改善されてきた。王局長は「私たちは優れた気象予報士になり、生活面での何でも屋になる」とよく口にしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月13日
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