世界ロボット大会の会場で、骨科手術支援ロボットに目を向ける来場者(8月24日撮影)
◆重要技術の発展、ロボットの応用を促進
業界関係者は、AIを利用するロボットは自動翻訳や画像認証などの「ソフト」として一般人の生活に貢献する一方で、「ハード」集積により一般人の暮らしに浸透すると予想している。AIは将来的に、都市生活をよりスマートにし、都市管理もより効率的で便利にしてくれる。
しかし、記者の調べによると、中国は現時点でロボット大国になっているが、まだ強国とはいえない。なぜなら労働者1万人あたりのロボット使用率は先進国を大幅に下回り、減速機、ロボット制御機、サーボモータなどの重要部品と技術は主に輸入に依存しているためだ。
それだけではない。業界関係者は、中国のロボット市場はコンセプトの革新を重視するが、重要技術の発展を軽視しており、インフラ整備が依然不足していると指摘している。国内には多くのロボット産業パークが設立されているが、本当に力を発揮し、生産高や生産能力を形成しているのはわずかだ。一部の企業はコンセプトの誇張に熱中し、「ロボット」や「スマート」という名前をつけているが、技術力はその名前に追いついていないのが現状。
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