世界ロボット大会の会場で、国産教育用ロボットに目を向ける来場者(8月24日撮影)
クラゲロボット、変臉ロボット、窓拭きロボット、宅配ドローン、ロボット書道家などさまざまなロボットが、北京で開催中の2017世界ロボット大会(World Robot Conference 2017)に集まった。これらのロボットたちはロボット産業の急成長と、人工知能(AI)が人類の生産と生活にもたらす巨大な変化を人々に見せつけた。新華社が伝えた。
◆産業規模が急拡大し、ロボットが至る所に
医師が操作台に座り、顕微鏡を覗き込みながらレバーを操ると、4本のロボットアームが上下に移動する。展示エリアで、人々はこのようなデモンストレーションを目にした。手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」により、医師はより正確かつ巧みに腫瘍を切除できる。
展示スタッフによると、手術支援ロボットは医師の「手」と「目」になる。今までならば30センチ切開する必要があった手術も、このロボットを使用すれ切開する大きさはわずか数センチのみになり、正確で傷の少ない低侵襲手術によりリスクを低減できる。この医療支援ロボットはさらに手術による外科医の体力の消耗を軽減し、手術の効率と安定性を高める。「ダ・ヴィンチ」は現在までにすでに中国国内で60台以上配備されており、2016年に1万回以上の手術を行った。
ロボットは今や手術室だけではなく、飲食店、銀行、スーパー、工場などにも姿を現している。
アマゾン運営センターでは、エリア内で数千台の「Kiva」ロボットが秩序正しく道を譲り合い、商品を時間通りかつ正確にピッキング担当者に送り届ける姿を目にすることができる。アマゾンは商品の保管とピッキングに用いるため、世界で10万台のKivaを使用している。
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