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雪竜号が多くの「初」を記録、中国が極地観測強国に向け邁進

人民網日本語版 2017年10月27日14:58
雪竜号が多くの「初」を記録、中国が極地観測強国に向け邁進

極地観測船「雪竜号」は今年の南極・北極観測任務でその観測能力を更新させた。科学観測船が南半球で到達した世界最高緯度の記録をつくり、北極の中央航路及び北西航路を初めて通過した。固定翼機「雪鷹601」は初めて南極氷床の最高点への着地を成功させた。中国科学観測隊は初めて北極海一周観測を行った。このように雪竜号は2017年に、中国極地観測の歴史における数多くの「初」を記録した。新華網が伝えた。

中国は極地強国に向け着実に邁進中だ。国家海洋局極地観測弁公室の秦為稼主任は26日、「2017中国極地科学学術年次総会」で、「国家海洋局は既存の南極・北極観測基地を改築し、新たな観測基地を建設し、極地観測船の建造を推進する。配置管理、事業、科学研究、チーム、グローバルガバナンスなど5つの体系の構築を加速する」と説明した。

◆中国の極地観測総合力、世界中クラス以上に

2017中国極地科学学術年次総会議長、中国極地研究センター主任の楊恵根氏は、「中国の極地事業は2017年に、第33回南極観測と第8回北極観測を実施し、多くの新しい重要な進展を実現した」と述べた。

南極観測について、雪鷹601は初めて南極氷床の最高点への着地を成功させ、事業化飛行を実現し、南極東部の30万平方キロメートルの地球物理調査を完了した。雪竜号は南緯78度41分975の海域に到達し、科学観測船が南半球で到達した世界最高緯度の記録を創った。崑崙基地「ドームA」の深層コア掘削深度は800メートルを突破し、この12万年に渡る詳細な気候環境記録の再現を可能にした。ロス海で南極観測基地の建設候補地選択を順調に完了した。

北極観測について、中国は初めて北極海一周観測を実施した。かつ北極圏でマルチビーム海底地形測量を行い、中国の北極科学観測の新分野を開拓した。北極の中央航路を航行し、北西航路を試験的に航行した。これには節目としての意義がある。また「氷上シルクロード」の建設に向け、堅固な基礎を築いた。

初の北極事業化観測任務で、北極航路環境総合調査、北極生態環境総合調査、北極汚染環境総合調査を行った。中国のラブラドル海、バフィン湾の調査の空白を埋めた。

観測能力の建設について、中国の新型極地観測・砕氷船「雪竜2号」が連続建造段階に入っており、2019年にも進水する見通しだ。泰山基地の建設プロジェクトは、施工前の準備段階に入っている。

秦氏は「中国は1980年代から極地活動を展開しており、総合力はすでに世界の中クラス以上に達している」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年10月27日

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