著名な作家・東野圭吾の人気小説を原作とし、韓傑監督がメガホンを握り、董韵詩がプロデューサー、韓寒がアートディレクターを務める中国版実写映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は10月29日に発表会を開催し、12月29日に封切られることが発表された。新華網が報じた。
小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」はアジアでの発行部数が累積1000万冊を超え、「東野圭吾の作品の中で最も感動的な作品」と称されている。ローカライズについて、韓監督は、「原作と中国の伝統的な美徳には通じるものがある」とし、董プロデューサーは、「日本側にはリメイクに関するとても厳格な要求がある。そのため、リメイクの申請に2年以上もかかった。最終的な脚本は一発で東野圭吾と角川書店の了承を得ることができた」と話した。発表会で、メインキャラクターが男性二人、女性一人という設定の変更について説明を行った。監督と韓寒は、そのような設定のほうがドラマチックという見方で一致していたと説明した。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、悩みなどを書いた手紙を牛乳箱に投函すると、店主が返事を書き、次の日にそれを受け取ることができるというナミヤ雑貨店の物語。ある夜、コソ泥をして逃亡中だった3人の車が突然動かなくなり、見つけた廃屋「ナミヤ雑貨店」に逃げ込んで夜が明けるのを待つことに。3人が店を物色していると、突然シャッターにある郵便口に手紙が投げ込まれ、こんな機会でないと人の相談に乗れないと返事を書く事を決意する。実は「ナミヤ雑貨店」は過去と現在を繋ぐ場所で、そこでの手紙のやり取りを通して、過去の人と現在の人が自分のほしかった答えを得る。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月30日
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