中国国家衛星気象センターの楊軍主任は米首都ワシントンで24日、中国次世代静止軌道気象衛星「風雲4号」と、世界初の二酸化炭素観測科学実験衛星(略称は「炭素衛星」)のデータ商品が、世界のユーザーに無料提供されたと発表した。新華社が伝えた。
風雲4号は昨年12月に打ち上げられ、今年9月に軌道上で引き渡された。これは中国静止軌道気象衛星が、アップグレードを実現したことを意味する。
楊氏によると、風雲4号はすでに衛星プラットフォーム・ペイロードの試験作業を終えている。衛星はコンディションが安定しており、高い性能を発揮している。中国側は雲・大気・地表状態などの各種データの試験を実施中で、来年の年初にも正式に使用開始する予定だ。そのデータと商品は適時、世界のユーザーに無料で共有される。
炭素衛星は昨年12月に打ち上げられ、現在すでに軌道上の試験を終えている。各種機能・性能指標は研究の要求に合格している。
楊氏は、「炭素衛星は世界の炭素循環の過程、その世界気候変動への影響に対する理解を深める上で、重要な意義を持つ。中国側は炭素衛星データ共有政策を制定している。関連データと商品は本日より、世界のユーザーに無料提供される」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月27日
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