二十四節気の立冬を迎え、紹興酒で有名な浙江省紹興市の各紹興酒メーカーは伝統的な「冬の醸造」作業をスタートさせている。昔ながらの暦に合わせると、立冬から翌年の立春にかけてが紹興酒の醸造に最適な期間であるため、立冬前後に紹興酒を発酵させる原料を加えるのだという。紹興酒は紹興市の伝統的な中心産業で、同市には紹興酒メーカーが74社、従業員が1万1千人おり、年間生産量は60万トン、売上額は53億元(約912億円)に達しており、中国で有名な紹興酒ブランド9種類、老舗企業7社を擁し、40以上の国と地域に輸出している。新華網が伝えた。
醸造作業を担う職人は代々その技術を口述により伝承しており、伝統的な紹興酒の醸造技術がしっかりと受け継がれている。1999年に紹興酒は中国で初の原産地保護製品となり、2006年に紹興酒の醸造技術が国家級無形文化遺産リストに登録された。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年11月8日
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