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専用車は午門前まで 故宮の知られざる「海外の要人へのおもてなし」 (3)

人民網日本語版 2017年11月14日15:25
専用車は午門前まで 故宮の知られざる「海外の要人へのおもてなし」
故宮博物院院長単霽翔

今月8日、米国メディアの多くがニュース報道で「北京時間」を使用していた。AP通信のライブ配信では15分おきに「北京時間午後4時15分、トランプ大統領は北京市の中枢エリアにある雄大な迫力の紫禁城を見学中」といったニュースが流れ、米国のトランプ大統領の北京での最新動向を伝えていた。新華網が伝えた。

トランプ大統領は最初の訪問地に故宮を選んだ。故宮には中国の伝統文化の真髄、文明の成果ともいえる芸術作品があふれており、海外からの要人をもてなすことも故宮博物院の重要な役割の一つとなっている。同院の院長で中国文化財学会会長、中国建築学会副理事長を務める単霽翔氏は、「専用車で故宮を訪れた場合、午門の前で必ず下車しなければならない。午門は紫禁城の正門であり、現在の故宮博物院の正門となる」と述べた。

このような制限を初めて受けた海外の要人はフランスのフランソワ・オランド前首相だった。このことについて、単氏は、「事情を説明して納得してもらってから、オランド氏は午門の前で下車し、歩いて中へ入っていった。オランド氏が恋人と長い表門の通路を歩いていた際の表情からすると、オランド氏は生涯忘れることのない体験を味わったことだろう」とし、「過去に訪れた海外の要人たちは損をしている。彼らは車で故宮に入り、下車した後も『故宮にもう着いたのか?今は故宮のどのあたりにいるのか』と聞いてきた。車で午門を通ってしまうと、午門の壮大な空間を味わうことができなくなってしまう」と冗談交じりに言い添えた。

故宮の文化は人々の生活に溶け込みつつあり、微信(Wechat)のソーシャル機能「モーメンツ」上では、故宮の新たなクリエイティブ製品が次々に投稿されている。400種類以上の様々なデザインのスマホカバー、公明正大という意味の「正大光明」と書かれた充電器、清の高級官吏が皇帝に朝見し議事を行うときに着用する装飾品「朝珠」をモチーフにしたイヤホンなど、その製品の種類はバラエティーに富んでいる。単氏は、海外の要人に贈った贈呈品について、「乾隆帝大閲図をよく見ると皇帝の絵はうまく描かれていないが、皇帝が乗っている馬は美しく描かれている。そこで、我々は馬の絵だけを取り出し、ネクタイのデザインやフルーツピックの上に飾るキャラクターとして使用している。そのほか、『神駿水果叉』というフルーツピック入れは、馬の頭、馬のしっぽ、馬の蹄が銅製で、胴体は陶磁器でできている。外交事務における贈呈品は厳格な国家規定を守り、海外の要人への贈呈品の値段は400元(1元は約17.0円)を超えてはならない。そのため我々はこのフルーツピック入れの定価を398元に設定した」と説明した。(編集YK)

「人民網日本語版」2017年11月14日


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