白淑芳さんは北京のある尋常性白斑専門病院で副主任の医師として働いており、30年以上医療に携わっている。白さんは尋常性白斑の専門医として普段診療する中で、最大の問題は患者との交流であることに気付いた。
診療時に医師の目の前で傷口を見せる際、患者は恥ずかしさやコンプレックスを感じ、本当のことを語ることができなくなってしまう。そうなると、医師は患者から直接重要な情報を聞き出すことができなくなり、効果的な治療を施せなくなる。
白さんは自身が京劇好きということもあり、「京劇のメイクをし、衣装を着て診察するのはどうだろう?そうすれば、患者はリラックスできて、自分に心を開いてくれるようになるのではないだろうか」というアイデアが浮かんだのだという。
白さんは、「京劇メイクで診療した際、患者が以前よりもかなりリラックスしていたように感じた。私に対して好感を持ってもらえたことで、医者と患者との距離が一気に縮まった。患者はリラックスして、心を開き、医師にたくさん話せるようになり、医師は様々な治療法を患者に伝えることができるようになった」と語った。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年11月15日
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