青海省交通運輸庁は13日、青海省ゴロク・チベット族自治州瑪多県花石峡と久治県を結ぶ高速道路が同日開通、同時に世界で標高が最も高い場所に建造された高速道路トンネル「雪山一号」も開通したと発表した。同トンネルの海抜は、4400メートルを上回る。中国新聞社が報じた。
花石峡-久治(花久)高速道路は、新疆維吾爾(ウイグル)自治区バインゴリン・モンゴル自治州コルラ市から青海省を経て四川省成都市に至る中国西部地域経済大幹線道路の主な構成要素となる。総距離389キロメートル、平均海抜4000メートル、ゴロク・チベット族自治州瑪多県花石峡を起点とし、終点は同自治州久治県(四川省と青海省の省境)。
全長9065メートルの「雪山一号」トンネルは、花久高速道路の最難関重点工事。トンネルは雪山や谷の地帯にあり、土壌は永年凍土、施工地点の最高海抜4800メートル余り、年平均気温はマイナス4度と、工事にとって厳しい条件が揃っている。
花久高速道路大型プロジェクト弁公室の韓偉学主任は、「高速道路が開通すると、ゴロク・チベット族自治州大武鎮を出発してわずか7時間後には成都に到着することができる。これまで12時間以上かかっていた玉樹市までの所要時間も6時間に短縮される。過去には全く想像できなかったことだ」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年11月14日
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