记者3日从澳门特区政府金融管理局获悉，澳门目前已有超过1000台自动柜员机完成安装KYC技术。持有多种银行卡的持卡人可于贴有“KYC ATM”标识的自动柜员机经面部识别后取款。

澳門（マカオ）特別行政区政府（特区政府）金融管理局は3日、マカオでは現在までに1千台以上の現金自動預払機（ATM機）に「KYC（Know Your Customer）」を導入したことを明らかにした。これにより各種銀行カードの利用者は、「KYC ATM」のシールが貼られたATM機で、顔認証で現金を引き出すことが可能となる。

金融管理局表示，澳门自2017年5月推出KYC技术，目前完成安装KYC技术的自动柜员机已占总数近九成，覆盖的银行卡包括银联、Visa、Master、美国运通等。

金融管理局は、「マカオは2017年5月に初めてKYCを導入したATMを設置し、現在までに同技術対応のATM機はマカオの全ATM機の9割近くを占めている。銀聯やビザ、マスター、アメリカン・エキスプレスなど各種カードに対応している」と説明した。

内地持卡人可于贴有“KYC ATM”标识的自动柜员机，使用内地居民身份证经面部识别后，进行取款操作。每次取款最高金额为5000澳门元或港元。持澳门银行卡及其他地区银行卡的客户则不受影响。

大陸部のカード所持者も、「KYC ATM」の目印があるATM機で、大陸部の身分証明証で顔認証を受けた後、現金を引き出すことができる。1回の操作で最高5千マカオ・パタカ（約7万円）または相当額の香港ドルを引き出すことができる。マカオの銀行カードおよびその他地域の銀行カード所持者は、ATMの利用において影響を受けることはない。

金融管理局表示，将于短期内推进KYC技术覆盖至澳门所有设提款功能的自动柜员机，并涵盖更多的内地银行卡，以保障金融机构及内地银行卡持卡人的合法权益，维护澳门的金融安全。

金融管理局は、「近いうちに、マカオのATM機全てにKYC技術を導入する計画で、より多くの大陸部銀行のカードにも対応する。それにより、金融機関と大陸部銀行のカード所持者の合法的権益を守り、マカオにおける金融の安全を維持していきたい」としている。