中国北方最大の総合的な港湾で世界最大の人口深水港である天津港は新技術を積極的に活用し、スマート化により作業効率を大幅に向上させている。新華網が伝えた。
天津港コンテナ埠頭は連日忙しく稼働しており、1日あたり最多で5万TEUを処理している。例年と異なり、港湾内の道路と各コンテナ埠頭の関門では、大型車両が長蛇の列を作る状況が目に見えて改善されている。
天津港情報技術発展有限公司「コンテナ一体化」プロジェクト部長の姜嘉旗氏によると、天津港集団公司が開発した「新コンテナ埠頭操作システム」は、天津五洲国際コンテナ埠頭と天津港太平洋国際コンテナ埠頭で新旧システム切り替えを終え、港湾のコンテナ作業効率を飛躍的に向上させている。
姜氏によると、これまで港湾内のコンテナ埠頭会社6社は3種の生産操作システムを使用しており、コンテナ業務の自動化・スマート化の発展の流れに適応できていなかった。新システムはコンテナ船のスマート積載及びエリア内の各種港湾機械の動的・合理的調整を実現すると同時に、埠頭自動化改造・アッググレードに良好なサポートを提供している。
天津五洲国際コンテナ埠頭有限公司安全技術部機電マネージャーの王洪亮氏は、「すべての操作が自動的に完了し、コンテナを最後の3メートルまで吊り下げてから、初めて人間が介入する必要が生じる。当社のクレーン3基が遠隔操作を実現しており、来年には全面的な自動化改造を開始する。プロジェクト完了後、操縦士1人で同時にクレーン6基を操作できるようになり、かつ現場全体の作業効率を1割以上高め、人件費を8割以上削減できる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月5日
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