李克強総理は11日午前、カンボジアのフン・セン首相とプノンペンで会談した。新華社が伝えた。
李総理は「両国の国交樹立60周年を契機に、引き続きカンボジア側と上層部交流を緊密化し、各分野の実務協力を深め、人的・文化的交流を強化すると同時に、民生改善を始めカンボジアの経済発展を可能な限り支援し、戦略的意義を持つ中国カンボジア運命共同体を手を携えて築きたい」と表明。
また、「カンボジアと発展戦略をより良く連携させ、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設を契機に生産能力・投資協力の重点事業をしっかりと押さえたい。経済特区、交通インフラ整備、農業及び農業製品の高度加工、観光などの協力を強化し、科学・教育・文化・衛生及び地方協力を拡大し、国交樹立60周年記念行事を共同で成功させ、中国とカンボジアの友好を支える民意の基礎をより固めたい」と強調した。
李総理は第2回瀾滄江-メコン川協力首脳会議の成功を祝したうえで、中国とカンボジアの友好協力は両国民に幸福をもたらし、地域にも恩恵をもたらすと指摘。引き続きカンボジア側と瀾滄江-メコン川協力制度及び中国ASEAN協力の枠組で調整と意思疎通を緊密化し、地域の発展・繁栄に貢献したい考えを表明した。
フン・セン首相は「李総理の今回の訪問によって、間違いなくカンボジアと中国の伝統的友情はより揺るぎないものになり、両国の包括的・戦略的パートナーシップと瀾滄江-メコン川協力はさらに上の段階へ押し上げられる。カンボジアにとって中国は友好的協力パートナーであり、双方は政治的相互信頼が高く、各分野で活発な実務協力を行っている。インフラ、農業、観光、民生分野の協力を一層拡大したい。中国との友好の強化・発展はカンボジアの政府と国民のコンセンサスだ。カンボジアは中国の核心的利益の問題で引き続き中国側の正当な立場を断固として支持する。中国側と共に国交樹立60周年記念行事を成功させ、両国の伝統的友好を世々代々継承していきたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月12日
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