李克強総理による第2回瀾滄江―メコン川協力首脳会議への出席ならびにカンボジア公式訪問について、外交部(外務省)は4日、国内外プレス向けブリーフィングを開き、孔鉉佑外交副部長(外務次官)が次のように説明した。
李総理はカンボジアのフン・セン首相の招待を受け、1月10日から11日にかけてカンボジア・プノンペンで第2回瀾滄江―メコン川協力首脳会議に出席するとともに、同国を公式訪問する。この訪問は今年の中国周辺外交の「お披露目」であり、瀾滄江―メコン川協力の深化にとって重要な意義を持ち、現在及び今後一定期間の中国カンボジア関係の発展にも計り知れない影響を与える。
(1)瀾滄江―メコン川協力首脳会議出席について
今回の会議は「われわれの平和と持続可能な発展の川」がテーマだ。会議は瀾滄江―メコン川協力の進展を振り返り、将来の発展の方向性を計画し、瀾滄江―メコン川協力を育成期から成長期への順調な移行を後押しする。中国側は瀾滄江―メコン川協力の進展を整理し、協力の経験を総括し、制度の一層の発展について基本的考えを紹介するとともに、重要な協力提案と具体的措置を発表して、瀾滄江―メコン川協力をさらに深め、流域の多くの民衆に幸福をもたらし、制度の将来の発展に新たな原動力を与える。会議前に6カ国首脳は瀾滄江―メコン川協力成果展を共に見学する。同展は瀾滄江―メコン川協力の得た喜ばしい成果及び今後の発展の大きな潜在力を存分に示す。会議後、中国とカンボジアの首脳は共同記者会見に臨み、会議の状況と具体的成果を説明する。会議は「瀾滄江―メコン川協力5年行動計画」「第2回瀾滄江―メコン川協力首脳会議プノンペン宣言」という2つの重要協力文書を発表するとともに、「瀾滄江―メコン川協力第2期事業リスト」「瀾滄江―メコン川協力優先6分野共同作業部会報告」を配布する。
(2)カンボジア公式訪問について
中国カンボジア関係は全面的・安定的発展という新たな時期にある。双方は政治的に高度に信頼し合い、経済・貿易協力は実り豊かな成果を挙げ、人的・文化的交流は日増しに緊密化している。中国カンボジア関係はすでに国家間の付き合いの模範となり、両国及び両国民に確かな利益をもたらすとともに、地域の平和・発展にも積極的な貢献を果たしてきた。李総理の今回のカンボジア訪問はちょうど両国の国交樹立60周年にあたり、中国とカンボジアの伝統的友好を固め、包括的・戦略的協力を推進するうえで特殊な意義を持つ。訪問期間、李総理はシハモニ国王と会見し、フン・セン首相と会談する。両国の指導者は二国間関係及び関心を共有する国際・地域問題について踏み込んで意見交換し、中国カンボジア関係の今後の発展の計画と方針をまとめる。双方は発展戦略の連携加速、インフラ・科学技術・農業・観光分野の協力推進について新しい重要な共通認識にいたり、協力文書複数に署名する見通しだ。われわれは互いの努力で、今回の訪問が必ずや申し分のない成功を収めることを信じている。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月5日
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