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陝西省延安市に4500年前の遺跡 同市の築城の歴史変える発見

人民網日本語版 2018年01月26日15:47
陝西省延安市に4500年前の遺跡 同市の築城の歴史変える発見
大型住居跡(画像提供・陝西省考古研究院)。

2年間にわたる考古調査を経て、発掘作業員は陝西省延安市宝塔区芦山峁遺跡で、住居跡やかまど跡、版築の城壁といった遺跡を発見し、大量の陶器や石器、骨器、玉細工などが出土した。今回の考古調査で発見された同遺跡は今から約4500年前のもので、延安市の築城の歴史がこれまでよりもさらに少なくとも2300年ほど早い時期から興っていたことになる。中国新聞網が伝えた。

陝西省文物局と陝西省社会科学界聯合会は22日、「2017年度陝西考古新発見報告会」を共同で主催し、芦山峁遺跡の考古学的発見の詳細について報告した。

延安市文物研究所の張華所長は、「住居跡の壁の中や城壁の中からは、玉細工の破片だけでなく、完全な状態の玉細工も出土した。これらの玉細工は建造物を建設する際、定礎と祭礼に用いられたもの。芦山峁遺跡から出土した玉細工はサイズこそ大きくないものの、美しいデザインで、精巧な作りとなっており、龍山文化末期の玉細工の制作レベルを示している」と説明した。

延安大学歴史文化学院の杜林淵氏は、「歴史的にみて、延安市には最も古い時期で、今から約2200年ほど前にあたる秦・漢の時代に城が建設されたという記載が文献にはっきりと残っている。しかし、今回の考古調査で発見された芦山峁遺跡の最も古い箇所は約4500年前に建設されたもので、延安市の築城の歴史がこれまでよりもさらに少なくとも2300年ほど早い時期から興っていたことになり、その歴史を塗り変えることとなった」と語った。(編集YK)

「人民網日本語版」2018年1月26日


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