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敦煌にある世界遺産・莫高窟の文化クリエイティブグッズがドイツで展示

人民網日本語版 2018年01月26日15:43

甘粛省敦煌市にある世界文化遺産・莫高窟(ばっこうくつ)の文化クリエイティブグッズが27日から30日まで、ドイツ・フランクフルトの展示センターで展示される。敦煌研究院が取材に対して明らかにした。新華社が報じた。

ドイツで展示される莫高窟関連の文化クリエイティブグッズは、塗り絵ブック、羊毛・シルクの手作り小物、ポストカード、二十四節気の電子カレンダー、ルービックキューブ、VR(バーチャルリアリティ)関連の展示など約30点。現代のテクノロジーやアートと、歴史ある莫高窟をコラボさせている。

敦煌研究院文化創意研究センターの陳海涛・副センター長は、「展示では敦煌の要素にある国際文化の交流を強調している。そして、歴史あるシルクロードを通して、敦煌文化における自然、植物、楽器などの要素と欧州文化・アートの要素を結び付けている」と説明している。

展示される「敦煌口脂」は、敦煌研究院が打ち出す最新文化クリエイティブグッズ。「口脂」とは古代中国の口紅で、女性は小さなケースに入った赤い「口脂」を指で取って口に塗り、メイクしていた。口脂はほお紅として使うこともできる。「敦煌口脂」の色は敦煌の壁画を基にしており、純植物製で、その表面には縁起のいい四つ葉のクローバーが金箔で描かれている。口脂も金箔も食べても無害だ。口脂は、中国の伝統的な青磁・龍泉窯で作られた磁器製のケースに入っている。その材料には敦煌土も入っており、その表面にできる水紋と砂漠の砂にできる波状は「一帯一路」(the Belt and Road)を連想させる。

莫高窟は西暦366年から造られ始め、現在では735の洞窟がある。また、壁画の総面積は4万5000平方メートルで、2000体以上の仏塑像が安置されている。敦煌文化は、アート、政治、経済、宗教などと関係があり、中国古代の百科事典と称されている。

(編集KN)

「人民網日本語版」2018年1月26日

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