「第一回中国国際輸入博覧会」概要説明会が1日、東京で開催された。同説明会は、中国商務部(省)と中国国際輸入博覧局が主催、日本貿易振興機構(ジェトロ)が共催。日本の経済界、企業界の関係者約200人が参加した。人民網が報じた。
ジェトロの入野泰一理事は挨拶の中で、「当機構は、日本と外国の貿易や投資を促進する日本政府機構で、豊富な経験を有しており、今年で成立60周年を迎えた。今回の輸入博覧会で、1社でも多くの日本企業や団体が出展し、日本の実力を示すことを願っている」と語った。
日本経済産業省通商政策局・北東アジア課の星野光明課長は挨拶の中で、「今年は日中友好条約締結40周年、中国改革開放40周年にあたる。日中の経済関係の発展は、両国の友好交流の重要な基礎の一つだ。今回の博覧会を十分に活用して、日中貿易関係の発展がさらに強化されることを願っている」と語った。
在日本中国大使館商務処の宋耀明公使は挨拶の中で、「現在、中国は『一帯一路』(the Belt and Road)建設の推進を通して、バランスの良い、あまねく恩恵のある世界経済の新構造構築に全力で取り組んでいる。これを背景にし、中国が今年から中国国際輸入博覧会を開催する。第一回輸入博覧会の企業商業展覧面積は21万平方メートルに達し、中国国内外のバイヤー15万人以上が訪れると見込まれている」と述べた。
また、「中国政府は、貿易の自由化と経済のグローバル化へのサポートを堅持し、今後5年で、中国は10兆ドル(1ドルは約106円)の商品やサービスを輸入し、世界各国の企業が中国に進出するために歴史的チャンスを提供することになるだろう」とし、「中国改革開放への最も早い参加者である日本企業の多くは、中国経済の発展と中日経済貿易の連携のために積極的な貢献をしてくれている。今回の博覧会が、日本の企業と商品が中国や国際市場を一層深く開発するよう助け、中日の経済貿易の連携をさらなる高みに上げる重要なプラットフォームになると信じている」と強調した。
中国商務部アジア司の楊偉群副司長は、「第一回中国国際輸入博覧会」について説明し、▽影響力が大きい▽企業を誘致するルートが大きい▽政策サポートが多い▽時効性が強い▽専門的なサービスを提供しているという5つの特徴を強調した。そして、「中国は日本にとって最大の貿易パートナー、輸入元国、さらには2番目に大きな輸出先で、一方の中国にとって日本は2番目に大きな貿易パートナー、輸出先、輸入元国。そして、双方共に大きな発展の余地を残しており、今回の博覧会が新たなステップを提供する」と述べた。
その他、中国国際輸入博覧局の傅長純局長が今回の博覧会の目玉や会場の状況について説明し、ジェトロ展示事業部展示事業課の高野光一課長が日本企業に、今回の博覧会への出展について説明した。
概要説明会では、中国国際輸入博覧会とジェトロが「中国国際輸入博覧会提携の覚書き」に調印した。
同説明会は3月2日に大阪でも開催されるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月2日
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