家にいながらお手頃な「海外製品」を買うのが難しくなくなった。商務部(商務省)の高峰報道官は11日に同部で行われた定例記者会見で、「これまでに、中国と24ヶ国・地域との間で16件の自由貿易協定(FTA)が締結され、このうち15件はすでに発効し実施されており、8千品目を超えるゼロ関税の輸入製品をカバーする」と述べた。新華社が伝えた。
高報道官によると、「現在、今述べたFTAの枠組の下で、中国の輸出総額の3分の1近い製品はFTAの恩恵によって関税の優遇措置が適用されている。その大部分はエンドユーザーが消費する消費財だ」と述べた。
農産品をみると、ASEANのドリアン、ライチ、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツは、輸入関税が15~30%からゼロに下がった。アイスランドのサーモンは10~12%がゼロになり、ジョージアとチリの赤ワインも14~30%がゼロになった。ニュージーランドの牛肉、粉ミルクなど特色ある農産品も大幅な関税引き下げとなった。
工業製品をみると、スイスは化粧品の一部がゼロ関税になり、腕時計の一部の関税が50%引き下げられ、数年後にはゼロになる見込みだ。韓国の冷蔵庫、炊飯器、マッサージ器、美容機器なども40%引き下げられ、数年後にゼロになる。消費電子製品なども大幅な引き下げとなった。
高報道官は、「FTAの枠組内のゼロ関税製品にはほかに国内のエンドユーザーが消費する消費財の製造に必要な中間製品や原材料も含まれており、中国産消費財の構造のバージョンアップをある程度後押ししたといえる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月12日
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